外壁塗装の剥がれの原因は?

外壁塗装が剥がれる原因として、主に2に分かれます。その原因は、経年劣化(紫外線・塩害・飛来物の衝突)・施工不良によるものです。

塗料ごとに目安の耐用年数が決まっているため、それを大きく下回る年数で塗料が剥がれた場合は施工不良が原因かもしれませんヽ(`Д´)ノ

剥がれの原因

紫外線・塩害・強風での外的要因による経年劣化

外壁を外的要因から守る役割を果たす塗装は、時間が経つにつれてどんどん劣化するため、長い年月が過ぎると徐々に剥がれてしまいます。特に、太陽光を浴び続ける南側の外壁は紫外線のダメージを受けやすいので、他の面の外壁より経年劣化による剥がれが起きやすいです。 また、外壁に使用される塗料は塩害に弱いため、海岸沿いの家で海に面している側はより潮風のダメージを受けてしまいます。加えて、海沿いは風が強く、飛来物の衝突で外壁が剥がれてしまうといった事例も少なくありません。 レンガやモルタルなど耐久性の高い外壁であればある程度カバーできますが、サイディングなどパネルを使用している外壁は衝撃に弱いので定期的なメンテナンスが必要になってきます。

施工不良の可能性

外壁の塗料には、それぞれ耐用年数が定められています。塗料の種類にもよりますが、耐用年数は基本的には10年が目安のものが多いです。

 ※ブログで詳しく耐用年数について説明してありますのでコチラ👈をご参照ください。

新築もしくは前回のメンテナンスから1~3年程度で外壁の塗装が浮いたり剥がれた場合は、業者の施工不良を疑ってください。
具体的にどのような施工不良があるのか、説明していきます。

 

外壁材の乾燥不足

外壁を塗り替える際は、塗装の前に外壁を高圧洗浄機綺麗にしなくてはいけません。外壁に汚れが付いたままだと、その上から塗装をしても粘着力が弱くすぐに塗装が剥がれてしまうからです。 この時、高圧洗浄で使った水が十分に乾いていない状態で塗料を塗ってしまうと、塗料がしっかり粘着せず塗装が機能しなくなります。高圧洗浄後は乾燥に天気が良くて1日~2日ほど要するので、施工の際は天候に気をつけてスケジュールを組む必要があります。

 

下地処理不足

塗装の工程に入る前に下地処理をしっかり行わないといけません。。 塗料を外壁としっかり密着させるためには、下塗り材が不可欠ですが、その下塗り材を外壁にしっかりとつけるためには、土台となる外壁がスムーズに施工できるような状態にしておく必要があります。 下地処理としては、高圧洗浄機による屋根・外壁の洗浄作業、ひび割れや欠けた部分の補修作業サビやもとからある塗膜を削り落とす「ケレン」と呼ばれる作業などが挙げられます。 どの作業も塗装の工程前には不可欠ですが、これらのどこかが不十分だった場合、その後の塗装工事に不具合が起きることがあります。

 

下塗り塗料(下塗り材)の選択ミス

下塗り塗料にはシーラー、プライマー、フィラーの3種類があり、外壁材や外壁の劣化症状に合わせて使い分ける必要があります。 外壁の素材や症状によって最適な塗料が変わってくるため、しっかりと現地調査をしてもらい、どの下塗り塗料が適切かを判断してもらう必要があります。 そのため現地調査をしない、時間をかけずザックリとした調査のまま施工が進められた場合、適した下塗り材が使用されず、早い段階で劣化してしまう・・・なんてことがあります。

 

塗料の下塗り不足

通常、外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗り(または下塗りと上塗り2回)の計3回の工程で塗装が行われます。 上塗り塗料のみでは長持ちする外壁塗装をすることができないため、塗装する箇所(下地)と上塗りの間に下塗り塗料を使い、しっかりと接着させる非常に重要な工程となります。 この下塗りの工程を省略、もしくは適切な塗装がされていないと、メンテナンスをしていてもすぐに塗装が剥がれてしまいます。

 

下塗り材の使用ミス

下塗り材には「使用できる下地」「下地調整方法」「配合比率」「希釈剤」「塗装回数」「㎡あたりの塗付量」「塗装の間隔時間」が塗料ごとに細かく定められています。かなり細かくメーカーから使用方法が記載されているので、緻密に・厳密に管理し使用をしないと最高のパフォーマンスを発揮できないということです。 そのため、自宅の外壁の下地は何の素材でできていて、適した下塗り材は何か、適切な塗装がされているのかを把握してもらうことが非常に重要になります。 ここを妥協してしまう業者や、用途を無視する手抜き施工をされてしまうと、短期間で塗料が剥がれてしまう事態になります。

 

施工不良だけでなく、まれに建物の構造上の問題で起こることもあります。

例えば、塀の塗装を行った際、そこに植栽の埋め込みがある場合などでは、内部から湿気が発生していて、そこから不具合が生じやすくなる、ということもあります。 また、直張りサイディングに塗装した場合の内部結露によるフクレや剥がれは、寒冷地で起きやすい現象です

 

外壁の剥がれを放置すると危険な理由

外壁塗装の役割は、見た目を整えるだけでなく、外壁を保護し家を守ることです。塗装が剥がれると、見た目が悪くなるだけでなく、家全体の劣化につながりかねません。もし見つけた剥がれが小さくても、その場所から外壁の劣化が進んでしまうので、必ず修繕するようにしてください。

外壁だけにとどまらず…家全体の寿命に繋がる
  1. チョーキング現象
  2. クラック
  3. 藻・コケ・カビの発生
  4. 錆の発生
  5. 塗装の膨れ
この1~5の現象・発生を放置してしまうと、のちに雨漏りの原因になってしまう可能性が非常に高くなってしまいます((((;゚Д゚))))

※1~5の内容に関して、ブログ内で説明していますのでコチラ👈をご参照ください。

 

💡外壁塗装の剥がれは上記で記載したように、知識不足、経験不足等、様々な理由で起こってしまいます。 くどく思われるかもしれませんが、ご自宅に塗膜の剥がれを発見した場合は絶対に放置をせず、すぐに塗り替えの検討に入るようにしてください。 放置してしまうと、外壁塗装で済んだはずのものが、より高額な外壁工事・大改修工事へと繋がってしまいます。 外壁塗装は決して見た目の美しさを保つためのものではなく、主な目的は建物の耐久性を保つためのものであるということしっかりと認識していただきたいと思っております。

 

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