外壁塗装の耐用年数はどのくらい???

外壁塗装には寿命があります。
残念ながら、永遠にもつ外壁塗料は未だ開発されていません……( ;´Д`)

外壁塗装の寿命は塗料の種類によって違いますが、塗装が必要な時期の目安はいつだと思いますか???

長くて10〜20年短くて3〜4年と塗料によって塗装しなければいけない時期が異なります。

この耐用年数の時期を見誤って、外壁に深刻なダメージを与えてしまい高額なリフォームが発生しないように、正しい知識を身につけておく必要があります。

 

そもそも外壁塗装の耐用年数とは何なのでしょうか???

耐用年数とは「使える予定の年数」のことを指し、限りがあることを示しています。そして、外壁塗装の耐用年数は大きく2つに分けられます。

塗料の耐用年数
  • 各塗料メーカーが自分たちで作った塗料の、塗装後から何年間耐久性を保っていられるかを示したものです。
②建物の耐用年数
  • 国税庁が発表している建築材ごとの建物の寿命を発表しているものになります。
つとも外壁塗装の耐用年数に大きく関わりがあるので、下記にて、塗料における耐用年数と特徴を詳しく説明していきます。

 

ウレタン塗料

伸縮性に優れ、光沢がある塗膜(塗装の膜)を形成するのが特徴です。

  • 耐用年数は5~10年です。
  • 耐久度が安定していて、コストパフォーマンスが高いです。
  • 汚れや色褪せに強く耐久性や施工性などバランスが良いです。
  • ウレタン塗料は、外壁塗装の工事費用を抑えたい人に適しています。

シリコン塗料

耐用年数と価格のコストパフォーマンスに優れた、最も人気が高い塗料です。

  • 耐用年数は7〜15年です。
  • 耐久度に信頼のある塗料 ・住宅の屋根、外壁の塗り替えでもっとも多く使用されています。
  • 汚れや色落ちに強い・防カビ性・防藻性など高い性能があります。
  • 外壁塗装でどの塗料を使えばよいのか迷う人にはシリコン塗料が向いています。

ラジカル塗料

2012年に登場したばかりの最新塗料で、最もコストパフォーマンスが高いです。

  • 耐用年数は8~16年です。
  • 耐久度に信頼のある塗料 ・住宅の屋根、外壁の塗り替えでもっとも多く使用されています。
  • 汚れや色落ちに強い・防カビ性・防藻性など高い性能があります。
  • ラジカル塗料は、新しいものを積極的に採用したい人に適しています。

フッ素塗料

耐用年数が非常に長くてメンテナンスの手間が省ける塗料です。

  • 耐用年数は15~20年です。
  • 耐久度はトップクラス ・耐用年数はもっとも優れているがコストが高いです。
  • 主に商業施設や大きなビルなどで使用されています。
  • 光沢感と防汚性も高く、近年では住宅の外壁用としても使われています。
  • フッ素塗料は、耐用年数が長い塗料を求めている人に向いています。

無機塗料

シリコンやフッ素塗料に無機質な材料を混ぜることで劣化しにくくした塗料です。元となる塗料や無機材の配合量により品質が変わります。

  • 耐用年数は15〜25年です。
  • 耐久度はトップクラス です。
  • 耐候性も強く劣化しにくいのが特徴です。
  • 無機塗料は、高耐久の材料を求めていて塗料の良し悪しを見抜ける人に向いています。

 

[(前回の外壁塗装時に使用した)塗料製品の耐久年数の調べ方]
使用した塗料製品がわかる場合
  • 塗料メーカーのHPを確認するか、塗料メーカーに問い合わせをするなどして耐久年数を調べることができます。
塗料の種類だけわかる場合
  • シリコン塗料、無機塗料などの塗料の種類がわかる場合は、おおよその耐久年数を見当づけることは可能です。 ただし、塗料の耐久年数は製品によって異なるため、場合によっては下記の年数と大きく異なることもあります。上記の年数はあくまで参考情報として活用いただき、最終的には塗料製品の耐久年数を確認していただくのが間違いありません
何もわからない場合
  • 前回の塗装工事時の書類が何か残っていないか探してみてください。書類の中に何か手がかりが見つかるかもしれません。 もしくは、外壁塗装工事をした業者に確認をしてみるという方法もあります。

※外壁塗装の寿命は大きく前後することも

外壁塗装工事の良し悪しは、外壁塗装の寿命に大きく影響します。 塗料製品の耐久年数=外壁塗装の寿命ですが、仮に塗料メーカーの規定を守らないで外壁塗装工事をすれば、塗料製品本来の耐久性は保たれず、外壁塗装が早々に寿命を迎えてしまう可能性があります。また、塗装業者に悪気はなくとも、知識や経験の不足により、たとえば外壁材の種類、外壁材の状態の見極めを誤って外壁塗装工事をするなどして、本来の外壁塗装の寿命を縮めてしまうこともあるのです。 そのため、外壁塗装工事を依頼するときには、確かな工事ができる知識と経験のある塗装業者に依頼をすることが重要です。

 

住まいの立地環境
下記のような場所に住まいがある場合、外壁塗装の寿命は早まる傾向にあります。

紫外線や雨・風などを遮るものがない (隣接している建物がない、まわりが田んぼ・畑・空地 など)

  • 外壁塗装の劣化要因である紫外線や雨、風などを受けやすい環境に住まいがあると、外壁塗装の劣化の進行スピードが速くなり、外壁塗装の寿命も早まってしまうことがあります。

川・池などが近い

  • 近くに川や池などがあると、外壁塗装に藻やコケなどが発生しやすくなります。
  • 藻やコケは外壁塗装の劣化の進行スピードを速めるため、外壁塗装の寿命も早まってしまうことがあります。

沿岸部(海が近い)

  • 塩分は外壁塗装に様々な悪影響を及ぼすため、外壁塗装の寿命が早まってしまうことがあります。
  • 工場地帯 工場で生産・製造しているものによっては、外壁塗装の寿命が早まってしまうことがあります。

必要に応じたメンテナンス

  • 外壁塗装の洗浄、劣化したシーリング補修などのメンテナンスを必要に応じて施すと、外壁塗装の寿命を延ばせることもあります。
[外壁塗装の寿命を延ばすメンテナンス]
  • 外壁塗装の洗浄 外壁塗装は時間の経過とともに少しずつ汚れていきますが、この汚れが、劣化の進行スピードを速め、外壁塗装の寿命を早める原因となってしまうことが。そのため、汚れた外壁塗装を洗浄してキレイにすることで、外壁塗装の寿命を延ばせることがあるのです。汚れの中でも 特に“塩分”は外壁塗装に悪影響を及ぼすため、海沿いにお住まいの場合には、外壁塗装の洗浄が外壁塗装の寿命を延ばすのに非常に有効です。 ちなみに、自身で洗浄をする際には、外壁塗装を傷つけないよう、やわらかい布やスポンジなどで軽くこすって、流水で洗い流してください。硬いブラシなどで強くこすったりすると、外壁塗装が傷ついてしまう可能性があるため注意が必要です。 汚れが簡単に落ちない場合、高所作業が必要となる場合(高所に汚れがある場合)は、プロに依頼をするのがオススメです。
  • 劣化したシーリング(コーキング)の補修 外壁塗装の寿命を延ばすのに、劣化したシーリング(コーキング)の補修は必須です。 シーリングは劣化すると防水性を失っていき、雨水の浸入を許すようになります。雨水が外壁にまで浸み込むと、その表面に施されている外壁塗装もろともダメになってしまうことに。 劣化したシーリングを補修すれば、雨水が浸入することはないため、外壁はもちろん外壁塗装の寿命が早まるのを防げる(外壁塗装の寿命を延ばせる)というわけです。
前回ブログで書いたリンクを貼っておきますので参考にしてください。シーリングとは??

 

「現段階で外壁塗装が寿命を迎えているか」を確かめる方法

「業者に見てもらう前に、現時点で住まいの外壁塗装が寿命を迎えているかどうか知りたい」という方もいらっしゃると思います。

現時点で外壁塗装が寿命を迎えているかどうかは、外壁塗装にあらわれる劣化症状で判断ができます。外壁塗装に以下のような劣化症状が見られる場合は、そろそろ外壁塗装の寿命 or 外壁塗装の寿命を過ぎている可能性が高いです。

下記のような劣化症状が見られる場合は、外壁塗装の寿命が過ぎている可能性があります(;’∀’)

↑著しいチョーキング(指で外壁をさわったときに白い粉がつく場合)

↑幅0.3mm以上のひび割れ

↑劣化による爆裂

↑サビの発生

↑著しい藻・苔の発生

↑塗膜の膨れ

↑塗膜の剝がれ

↑紫外線劣化による屋根のひび割れ

↑エフロの発生

 

もしかしたら外壁塗装の寿命を迎えているのでは…?」 「自身で見極めるのは難しい…良く分からない…」 「自宅の現状を知りたい」といった場合は、プロに確かめてもらうのがオススメです。
弊社では、無料での診断・お見積もりをさせていただいております。公式インスタグラムYouTube動画も載せているので、ぜひお気軽にお問い合わせください(^◇^)ノお問合せはこちらから!!!