シーリング工事

シーリング工事(個人住宅向け)

 

外壁サイディングのボードとボードの継ぎ目をシーリング材で埋める工事のことです。また、その材料などを充填材・コーキング材・コーキング剤・コーキングと呼びます。シーリング工事(コーキング工事)の目的は、主に雨漏りを防ぐ防水性の確保にあります。

耐久性は??
5~7年がシーリングの耐用年数となり、住宅の立地環境などによって劣化の仕方も変わってきます。もちろん57年以上持つこともありますが、ひび割れ・切れ・剥がれ等の劣化症状が出てきたら打ち替えのサインとなります。

シーリング材の種類

1.ウレタン系シーリング材

ウレタン系シーリングは硬化後も弾力性があり、内装のクラックや目地の補修に向いています。アルコール分が混ざると硬化しづらくなるのが特徴です。

メリット

耐久性が高い
上から塗装することが可能

デメリット

紫外線で劣化しやすいため塗装との併用が必要
硬化すると体積が減ってしまう

2.シリコン系シーリング材

シリコン系シーリング材は、主にガラス廻りなどに使用されています。

メリット

耐久性・対候性・耐水性・耐熱性に優れる
価格が安い
カラーバリエーションが豊富

デメリット

上から塗装できない
シリコンオイルで周囲が汚染することがある

3.変形シリコン系シーリング材

変形シリコン系シーリング材は塗装をしなくても耐久性が高いため、工期を短縮することも可能です。

メリット

上から塗装することが可能
カラーバリエーションが豊富
対候性が高い

デメリット

価格が高い

施工方法

 

シーリングの施工には「打ち増し」と「打ち替え」の2種類があります。

1.打ち増しとは既存シーリングを撤去せず、上からシーリング材を増し打ちする方法です。
2.打ち替えとは既存シーリングを全て撤去し、新しく打ち直す方法です。

一般的には、劣化がそこまで進んでいない場合は打ち増し、劣化が激しい場合は打ち替えになります。
外壁シーリングを打ち替えるか打ち増しするかの判断基準は、以下を参考にしてください。

・補修費用を抑えたい:打ち増し
・補修範囲がごく一部だけ:打ち増し
・広範囲にひび割れや劣化が見られる:打ち替え
・新築もしくは前回の補修から10年以上経過した:打ち替え

どちらの方法も足場を組む必要があるので、外壁塗装工事時と同じタイミングで改修される方がほとんどです。

主要メーカー

コニシ(株)・アサヒボンド工業(株)・(株)ダイフレックス他・・