天井の茶色いシミの原因は?

天井にできたシミの原因がわからなくて、お困りではありませんか(;´∀`)??

天井にシミが広がっていると、雨漏り?アパート・マンションの方は上階からの水漏れなどを疑う人が多いと思います。もちろんそれらが原因となっていることもありますが、調べてみると原因は別にあったりと、違う原因が判明するケースもあります。
シミの原因によって対処法が変わってくるので、天井に見つけたらまずそれが何なのかをはっきりさせたいのではと思います。
そこで今回は、天井にシミができる原因と、シミの見分け方対処法についてご紹介していきます。

 

天井にできるシミの原因とは???

天井にシミができる原因は一つではありません。雨漏りだと思ったら別の原因だった、あるいはその反対のケースも十分考えられます。

まずは、天井にシミができる原因にはどのようなものがあるかをご説明いたします。

原因1.雨漏り

屋根や外壁などが破損していると、雨が降ったときに破損箇所にできた隙間から雨水が入り込んできます。 浸入した雨水が屋根裏を通って室内に染み出してくると、天井のクロスや天井板が湿ってしまい、雨があがった後もシミになって残るケースもあります。

 

原因2.害獣

屋根裏・天井裏に入り込んだネズミ、コウモリ、イタチ、ハクビシンなどの害獣が排泄した糞尿の汚れが、天井にシミを作ることがあります。同じ場所に続けてフンをする「ためフン」という習性があるため、住みついてしまわれるとシミができやすくなります。これらの害獣は、住人が寝静まった夜に行動を始める種類が多いです。シミのできた天井付近から、夜に物音や足音が聞こえてくる場合は、害獣が天井裏に住み着いている可能性が高くなってきます。天井裏に動物がいた場合は、対処しないと悪臭やノミの発生などの被害も受けてしまいます。家の屋根裏・天井裏は、敵もいない、温かい、小動物にとって快適で安全な空間です。なので子育てにも適してます。知らない間に、子どもを生んで繁殖していることもあるほどです。

 

原因3.結露

結露は、室内と外気に気温差が生じると発生します。室内の空気中に含まれる水蒸気が、冷たい外気に冷やされることで水になって天井や壁に付着する、という仕組みになっています。 室内と外気で気温差ができやすい冬にとくに起こりやすく、結露で天井が濡れた状態が続くと結露による水がシミを作る場合があります。 また、天井裏に配管があると、そこで生じた結露が天井に染み出すというケースもあります。室内に水槽など水が常に入っているものを置いておくと湿度が上がり、天井裏の結露の原因となることもあります。一度室内に置いてあるものを見直してみるのもいいかもしれません。

 

原因4.水漏れ

上階の水回り設備や配管から水漏れが起こっていると、下の階の天井に水がかかってシミになることがあります。上の階の壁から浸入した雨水が徐々に伝わってきて雨漏りすることもありますが、多くの場合、上階のトイレやお風呂、排水管などから水漏れしている等も考えられます。配管からの水漏れでは、配管のサビ(鉄製の場合)や破損、凍結による破裂などの原因が考えられます。

 

原因5.ラミネート天井の接着剤

ラミネート天井とは、木目のプリントを貼った天井用の板のことを言います。コストが安く済むため、本物の木材(無垢のものなど)の代用品として、よく和室の天井に使われています。 そのラミネート天井の接着剤が、時間が経つとジワジワと表面(プリント面)に浮かび上がってくることがあります

 

 

 天井のシミの原因の見分け方

雨漏りの見分け方

雨漏りは、建物の破損箇所から雨水が入り込むことが原因です。そのため、雨水の浸入箇所となるような破損が建物で見つかった場合は、天井のシミが雨漏りである可能性が考えられます。 また、雨が降ったときやその翌日以降にシミができている、ポタポタと水の落ちてくる音がするといった現象も雨漏りのサインとなります。 天井裏が確認できるときは、天井裏に水が流れていないか、木材が濡れていたりカビが生えていないか、などをチェックすると見分けることができることがあります。

 

害獣の見分け方

害獣が原因のシミは、害獣の糞尿によりできた汚れです。見分けるときは、害獣がいる痕跡を探してみてください。 シミに色や悪臭がある・天井から何かが移動するような物音がする場合は、害獣が入り込んでいる可能性があります。天井裏を点検すると、害獣の姿を確認できる場合もあります。 害獣の姿が見当たらなくても、糞の落ち方や形状などから判別できることがあります。

 

結露の見分け方

結露は、室内の空気が含む水蒸気が冷やされて水になったものです。そのため、発生するときは天井や壁の一面といった形で、広い範囲に水滴ができます。 「冬または寒い時期にしか症状が出ない」「換気をするとおさまる」という場合は結露である可能性が高くなります。

 

水漏れの見分け方

水漏れの見分け方は、上階の水回りや配管の状況を実際に確認することで見分ける場合があります。 2階のトイレがあふれていたり、天井裏の配管が破損していないかどうかなどを調べてみてください。 配管が破損していたときは、止水栓の元栓を閉めれば水漏れを止められます。ただ、家全体の水道が使えなくなる点に注意しなくてはいけません。

 

ラミネート天井の接着剤の見分け方

接着剤によるシミは、雨漏りと違って直線状にしみ出すのが特徴です。ちなみに、ふつうの木の天井板や、天井のクロスから、似たようなシミができることもあります。 その場合は、天井板を固定している木材の湿気や灰汁が原因になっていることが多いです。

 

原因別・対処法

雨漏りの対処法

雨漏り箇所を確認し、天井であれば、バケツ(ボウル、深さのある器)、タオル、新聞紙(レジャーシートがあればなお良い)を準備してもらい、床を濡らさないように対処してください。後日、弊社にご連絡いただき、雨漏りの依頼であれば、まず原因の特定をするために調査をします。切れている、穴が開いてしまっているなど目視でわかる場合は、これ以上悪化しないよう適切な方法で補修させていただきます。

※悪質な業者だと、ホームセンターの安いコーキングでの適当な補修をしていたりと、惨状を多々見てきました・・・。

↑ 屋上の下地が塩ビというのもあり、緊急処置で切れてしまった箇所にパッチで補強しました。

 

害獣の対処法

住み着いていた害獣の駆除に対応している駆除業者に相談し、駆除作業の依頼をしてください。害獣の中でもコウモリやハクビシン、アライグマなどは「鳥獣保護法」の対象となっているため無許可での捕獲や駆除ができません。 また、駆除の知識がないと思ったような効果が出ないこともあるため、なかなか捕まらないと感じたら依頼を検討した方が良いです。

 

結露の対処法

結露を出づらくするには、換気をこまめに行うのが良い方法です。換気することで室内の湿度を下げ、外気を取り込んで室内との温度差を少なくすることができます。 換気しても結露が改善しない場合は、建物の換気口や断熱材がうまく機能していない可能性があります。

 

水漏れの対処法

水が流れ続けているときは、まず止水栓を閉めて対応してください。配管が破損しているときは、元栓を閉めると応急処置できます。ただし、元栓を閉めると家全体の水道が使えなくなってしまうため、水が出なくても問題のない時間帯にお願いします。

 

◎天井のシミは、雨漏り、害獣、結露、水漏れ、ラミネート天井の接着剤のいずれかが原因となっている可能性があります。
対処法は原因によって異なるため、それぞれの現象が起きてしまう理由を知っておくだけでも、原因の特定がしやすくなると思います。
原因によっては早めに対応したほうがいいこともあるので、原因が判明した場合、よくわからないから見てほしいという場合弊社までご連絡ください。
 
弊社では、無料での診断・お見積もりをさせていただいております。 公式インスタグラムYouTube動画も載せているので、ぜひお気軽にお問い合わせください(^◇^)ノ
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