雨漏りを放置していると…

雨漏りしている状態を放置すると、さまざまなトラブルが発生します( ;∀;)

最初に言いますが、雨漏りというものは、修理をしなければ自然と直るようなことは絶対にありません。それどころか、放っておくと雨漏りによる被害がどんどん拡大してしまい、ゆくゆくは目も当てられないような被害が待っています。雨漏りの本当の恐ろしさは、日常生活で不便を感じてしまう…などといった単純な問題ではなく、致命的なトラブルを引き起こしてしまう可能性があるのです。

トラブルには、雨漏りが直接の原因となって起こる「1次被害」と、雨漏りによる一次被害が原因となって起こる「2次被害」があります。

1次被害

見た目の変化

雨漏りが発生した建物は、雨水が屋根や外壁を伝って室内へ浸入します。室内へ雨水が入ることで、外壁にひび割れや黒ずみなどの変色が起きてしまったり、室内の壁紙や天井にシミができたりするのです。 家の外観や内装の見た目が悪くなり、家が老朽化して見えます。

 

家財への被害

クロスから染み出た雨水や湿気、天井からポタポタと垂れる雨水などが、室内にある家具や家電製品を濡らすこともあります。 シミができて見た目が悪くなったり、濡れることで傷んだり壊れたりするかもしれません。

 

電気設備や電気器具への被害

本来、電気設備や壁の内部にある配線は、電気が漏れないように絶縁体で覆われています。 しかし雨漏りが発生すると、電気が外に漏れ出る「漏電」が発生します。絶縁体の隙間に湿気や雨水が入り込んでしまい、電気が正常に流れなくなるのが原因です。 漏電が起きてしまうと、毎月の電気代が高くなったり、停電したり、家電製品が故障することがあります。

 

家の劣化

雨漏りは家のさまざまな場所で発生する恐れがあります。 一見、普通に見える状態でも、壁の内部では木材の腐食が進行していることがあります。 家の耐久性が落ちて、気がついたときには倒壊の危機にさらされているケースもあります。 雨漏りにより家の寿命が縮まったことで、資産価値の低下につながることもあります。

 

2次被害

シロアリの発生

雨漏りは、住宅の天敵でもあるシロアリの大繁殖を招いてしまう危険もあります。建物にとって害のある害虫や害獣はさまざまなものがいるのですが、その中でも住宅にとって大問題になるのが『シロアリ』です。シロアリは、家の木材を食べてしまう害虫ですので、いつの間にか見えない箇所で柱がボロボロになっていた…という事例は多いです。 特にシロアリが好むのは、湿気の多い木材ですので、雨漏りが発生している住宅というのは、シロアリにとってまさに天国と言えるような条件がそろっているのです。ちなみに、シロアリは、木材だけでなく、断熱材や電線などをかじってしまうこともありますので、さまざまな住宅トラブルを引き起こしてしまう危険があります。 シロアリはありとあらゆる隙間から侵入してくる害虫ですので、物理的に完全にブロックしたくても、100%侵入を防ぐのは無理だと考えておかなければいけません。そのため、雨漏りでシロアリに好ましい木材の状態になってしまうと、余計に家を食べられてしまう可能性が高くなるのです。そうなってしまうと倒壊の危機にさらされるなんてことも……(;’∀’)

※木材は2、3週間濡れっぱなしとなると腐りはじめてしまいます。時期によっては早まってしまうこともあります。

 

 

 

 

← 以前、防水工事の改修で行かせていただいた現場です。

 

健康被害

住宅で発生する雨漏りは、天井から水が落ちてくる…といったように、すぐに雨漏りと気付ける症状ばかりではありません。例えば、天井や壁のクロスに小さな雨染みができている…特定の部屋だけ湿気が高い…など、一般の人ではすぐに雨漏りと気付けないような症状もあるのです。 しかし、こういった小さな雨漏りサインを見逃してはいけないのです。室内のクロスに雨染みができているというのは、既に家の中に雨水が侵入している証拠です。そのため、目に見えない部分で、既に木材の腐食が始まっていてもおかしくないのです。 しかし、そういったサインを見過ごしていると、家族の健康被害を引き起こすもとになってしまうのです。家の中に雨水が侵入しているということは、湿気も高くなっていますので、カビが繁殖してしまう条件が揃ってしまいます。そのため、クロスの表面や屋根裏などで大量のカビが発生してしまい、それによって健康被害が生じてしまうことがあるのです。

雨漏りが発生し、家の中の湿度が高くなると、カビやダニなどが繁殖しやすくなります。 カビやダニはくしゃみや咳、鼻水などの症状や、喘息、アレルギー等を引き起こす物質です。 少しずつ体内に蓄積された物質により、突然、『シックハウス症候群』を発症したりすることもあります。 また、健康被害やカビ臭さが漂う不衛生な部屋での生活に、住む人が大きなストレスを抱えることになるかもしれません。

※『シックハウス症候群』とは??・・・建材から放出される化学物質によって室内空気が汚染され、それを許容量以上に吸い込むことで引き起こされる病気です。

症状としては以下のようなものが報告されています。

  • 目がチカチカする
  • 鼻水が出る
  • 吐き気がする
  • 頭痛がする
  • 湿疹が出る

 

感電や火災の発生

雨漏りにより発生した漏電は、さらに深刻な事態を引き起こす可能性があり、 漏電している器具に触れると、感電する恐れがあります。感電により、やけどや心肺停止、命を落としてしまう可能性もあります。 また、天井裏や家具の裏側などの場所で漏電した場合は、周囲にたまっていたホコリに発火して、火災が発生する恐れもあります。通常電気配線や、電気器具には絶縁という電気が漏れない対策が施されていますが、雨水が絶縁体の隙間に入り込んでしまい、漏電を起こすことがあります。漏電は、家電の故障や停電の原因となるだけでなく、電気が漏れることで必要以上に電力を消費するため、電気代が高くなるケースもあります。

 

雨漏りの修理で一番重要なのが原因調査です。

原因調査がしっかり行われていないと、解決には繋がりません一度直ったと思っても再発したり、また別の場所から雨漏りが発生することもあります。 根本的に解決するために、以下のような方法を使って調査を行います。

自分でできる簡易調査

自分でできる簡易調査には「目視調査」があります。実際に、雨漏りが起こっていると疑われる場所を目で確認する方法です。
  1. 天井
  2. 壁・外壁
  3. 屋根・屋上
  4. 窓まわり

上記の箇所を参考にして、確認してみてください。

1.天井に出る初期症状
  • クロスがはがれてきている
  • 水がポタポタ落ちる音がする
  • 天井にシミができている
  • 天井から水が滴ってくる
  • 腐った天井材の一部が落ちてくる
  • 天井にある照明器具の中に水が溜まってくる
2.壁・外壁に出る初期症状
  • クロスがはがれている
  • 壁内からポタポタ落ちる音がする
  • 壁内からカビ臭がする
  • クロスに黒カビが生えている
  • クロスにシミができている
  • 外壁に雨染みができている
  • 窓サッシから雨水が浸入している(室内側の窓近辺が濡れている)
  • 換気扇や配管の隙間から雨水が浸入している
3.屋根・屋上に出る初期症状
  • 天井裏(小屋裏)で、野地板や断熱材に雨染みがある
  • トタン・金属屋根に錆び・腐食が発生している
  • 屋根材にひび割れなどが起きている 棟板金(屋根の頂上にある鉄板)の釘がゆるんで浮いている
  • 屋根の漆喰(しっくい)がはがれ落ちている
  • 屋上の防水シートの入隅部に亀裂が入っている、剥がれやめくれがある
4.窓まわりに出る初期症状
  • サッシ枠上部で、サッシを留めているビスに雨染み・錆びがある
  • サッシ枠・木下地の部分にシミがある
  • 外壁とサッシの間のコーキングが劣化している
  • サッシの固定が外れて浮いている
  • 雨仕舞の不良が起きている

 

弊社に依頼して本格的な調査

弊社に依頼すると専門的な方法で、より正確に原因の特定が可能になります。

雨漏り修理を依頼する業者選びは慎重に行う必要があります。業者選びに失敗すると、きちんとした修理ができず、何度も雨漏りを繰り返したり多くの費用がかかったりすることもあるのです。 さらに悪徳業者の存在にも注意が必要です。不要な工事を行い、わざと雨漏りを発生させたり、高額な費用を請求されたりなどといったトラブルもよく聞く事例です。

契約を急かしたり、修理後のアフターフォローがなかったりする業者とは契約しない方が良いかと思います。 親切・丁寧な対応をしてくれる実績豊富な業者を選ぶことが重要です。

業者を見極め、契約するのはお客様です。後悔しないように検討してください。
 
弊社では、無料での診断・お見積もりをさせていただいております。 公式インスタグラムYouTube動画も載せているので、ぜひお気軽にお問い合わせください(^◇^)ノ
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