明日から「大雪」⛄

今日の東京都江戸川区では早朝はまだ雨が降っていましたが、しばらくしたらすぐに止み、気持ちの良いお天気となりましたね🌞
昨日は陽の出ている時間がなかったのですが、今日はたっぷり陽が出ていたので、一日暖かくお洗濯物もしっかり乾きました👕

もう12月になったというのに、明日から週末にかけて暖かい日が続きそうですね☀最高気温は19℃程になりそうなので、暑がりの方であれば長袖のシャツ十分に過ごせてしまいそうですよね🤔日中は暖かいですが、最高気温と最低気温では10℃程差があるので上着を持って行くなどして体調を崩さないよう気を付けましょう💡

 

明日から「大雪(たいせつ)」

暦の上では明日から「大雪(たいせつ)」となります。「大雪」は二十四節気のひとつ。二十四節気は季節の移り変わりを知るためのもので、約15日間ごとに24に分けられています。「大雪」は毎年12月7日頃~12月21日頃にあたりますが、日付が固定されているわけではありません。二十四節気は1年を太陽の動きに合わせて24等分して決められるので、1日程度前後することがあるからです。

2023年の大雪は、12月7日から12月21日です。

 

大雪(たいせつ)とは

大雪は「たいせつ」と読みます。「“大”きな“雪”」と書くことからわかるように「雪がたくさん降る時期」という意味が込められています。野山が白く染まり、本格的な冬の到来を感じ、平地にも雪が降る頃合いです。

二十四節気では、大雪の前は、わずかな雪が降る頃という意味の「小雪(しょうせつ)」、大雪の次は、1年で最も昼の時間が短い「冬至」となります。

この頃の厳しい寒さは「冬将軍」という異名を持っています。モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから、この語が生まれました。正式には「シベリア寒気団」といい、シベリア方面から到来し、日本海側には降雪を、太平洋側には乾燥した冷たい空っ風を連れてきます。冬の気配が日本中を覆う時期です。各地でスキー場がオープンし、スケートリンクが賑わう……そんな冬ならではの盛り上がりを見せてくれます。

 

大雪の初侯・次侯・末侯

二十四節気をさらに3つに分けた七十二侯は、大雪の間にこのように移り変わります。
※日付は2023年の日付です

初侯:閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)12月7日頃▼
空が閉ざされ本格的な冬になるという意味で、重たい冬の雲が空をふさいでいるかのような、真冬の空のイメージです。

次侯:熊蟄穴(くまあなにこもる)12月12日頃▼
熊が穴に入って冬ごもりを始める頃。冬ごもりの間、熊は何も食べずに過ごすので、秋の間に食いだめをしておきます。

末侯:鱖魚群(さけのうおむらがる)12月17日頃▼
鮭が群がって川をさかのぼっていく頃です。川で産まれた鮭は、海を回遊し、冬になると産卵のため生まれ故郷の川に戻ります。上流を目指し、流れに逆らって遡上する鮭の群れには、自然の神秘を感じます。

 

大雪の行事や過ごし方

毎年12月13日にある行事は「正月事始め(しょうがつことはじめ)」です。読んで字のごとく「正月を迎える準備を始めること」を指し、昔はこの日に門松やお雑煮を炊くための薪など、正月に必要な木を山へ取りに行く習慣があったとされているようです。

下鴨神社の「事始め」は、御薬酒・若水神事が該当します。大炊殿の横にある御井(みい)から汲み上げた若水を京都の料理屋さんや和菓子屋さんに授けて、御神水をもとに新年に向けて調進していただくという神事だそうです。

12月13日は、婚礼以外は万事に大吉とされる「鬼宿日(きしゅくにち)」にあたることから、新年の準備を始めるのにふさわしい日とされてきました。今でも各地の寺社で、この日に煤払い(すすはらい)などの行事が行われているとの事です。

「煤払い」とは、家の煤を払い、内外の掃除をする行事です。神社仏閣で行われる際には、ほうきでは無く、神具とされる笹竹の先に葉や藁(わら)を付けたものを使い、本殿や正門などの埃を取り除いていくようです。これを「清め竹」という地域もあります。このことからわかるように、煤払いには掃除だけでなくお清めの意味も込められているそうです。

 

大雪に旬を迎える食べ物

野菜・果物

大雪に旬を迎える野菜は、小松菜です。小松菜は、ビタミンやミネラルを多く含む、栄養満点の緑黄色野菜です。寒さに強く、霜が降りると甘みが増し、葉も柔らかくなって美味しくなるとされます。「小松菜」という名の由来は、東京の小松川(現在の江戸川区)です。江戸時代、将軍に献上する際、土地の名前を冠したことがきっかけだと伝えられています。

また、大雪の頃に美味しい果物は、レモンです。爽やかな風味が夏を連想させるかもしれませんが、国内産レモンの収穫時期は12~3月頃。冬の寒い時期にビタミンCを摂り入れることで、病気から身体を守ってくれます。食べる際には、塩レモンやはちみつレモンにして食べると、皮や果肉ごと食べることができておススメです。レモン汁だけよりも、効率よくビタミンCを摂ることができます。風邪の時だけではなく、日常的に取り入れた方が良い果物ですね🍋

大雪の頃に旬を迎える魚は、鱈(たら)です。「鱈」と呼ばれる場合は一般的には「真鱈」を指し、日本では太平洋の北側で捕獲されます。大きいものだと1mを超えることもある大型の魚で、お腹が膨らんでいる姿が特徴的です。口が大きく、何でも食べる大食漢として知られ、「たらふく」という語に「鱈腹(たらふく)」の字をあてるほどと言われています。

寒さが厳しくなる初冬の頃、身がしまって美味しくなります。身は低脂肪で低カロリーとされ、淡泊なその味わいは和・洋・中と様々な料理に向いているとされています。

 

今年は暖冬と言われている事もあり、まだまだ冬本番のツンとする寒さはそこまで多くはありませんが、「暖冬」とはいえ、本格的な寒さを迎える日も今後増えていくと思われます。
大掃除も大事ですが、旬の食べ物を食べる事で身体の内側からケアすることも大事ですね🎵