9月9日は「重陽の節句」

早朝の東京都江戸川区は少し雨が降っていたようですが止んで良かったです。湿度は高かったですが、気温が低かったのと雲が多かったの7時ごろでも気持ち良く愛犬とお散歩する事が出来ましたが、大好きな草の中をずんずん進むので足元は水浸しになりました💦
昨日、洗濯物が出来なかったので、今日まとめて沢山洗いましたが風もなく曇り空が続いていて洗濯物がきちんと乾くか心配でした😵
お昼過ぎには日も出てきたのでしっかり乾きそうですね👕

 

重陽の節句とは

今日、9月9日は「重陽の節句」といい、「桃の節句」や「端午の節句」などとともに、古代中国から伝わった「五節句」の一つです。
平安時代初めに中国から伝わったとされています。家族の無病息災や子孫繁栄、不老長寿を願い、祝いの宴を開いたことが起源となっているそうです。
中国では、奇数は縁起の良い「陽の日」とされ、奇数の重なる日を祝いの日と考えられていました。陽の日の最大値である「9」が重なる日を「重陽」と呼び、節句の1つにしたといわれています。その一方で、陽数が重なると災いが起こりやすく不吉だとも考えられており、よくないことが起きないようにと、邪気を払う風習が根付いたともいわれているようです。

 

重陽の節句は菊を楽しむ行事

旧暦の9月9日は現在の10月中旬ごろあたりで、菊の花が見ごろを迎える時期でした。中国では、菊は邪気を払う力を持っているとされていて、それが日本にも語り継がれ、重陽の節句では菊の花を楽しむ行事となりました。
日本では平安時代初めに宮中行事の1つとなり、菊を鑑賞する宴や菊を用いた厄払いが行われていました。ですが、時代とともに庶民にも広がり江戸時代には五節句の1つとして人々に親しまれる行事となりました。

現在は桃の節句、端午の節句など子どもにかかわる節句が広く祝い行事として楽しまれておりますが、重陽の節句はなじみが薄くなってしまっています。現在においてお祝い事として祝われることは少なくなってきておりますが、他の節句と同様、命を尊び、健やかな日々を過ごすことを願う大切な日といえるでしょう。

 

重陽の節句の過ごし方

不老長寿を願う「菊酒」

先述した通り、菊を楽しむ行事というだけあって菊酒が飲まれていたようです。菊酒とは、日本酒に菊の花を漬け込んだお酒のことをいいます。かつては重陽の節句に菊酒を飲み、厄よけや長寿を祈願するという風習が大切にされていました。現代ではあまりなじみがないものとなっています。
菊酒は盃に菊の花びらを浮かべ、日本酒と菊の香りのマリアージュを味わう、風情のある日本酒の楽しみ方です。大人のお祝いとして家族の健康や長生きを願いつつ、楽しいお酒を酌み交わすのも良いでしょう。

秋の収穫を祝う行事食「栗ご飯」

秋に旬を迎える栗やなすを使った料理が定番です。特に秋の味覚としてこの季節さまざまな料理に使われる栗を主役にした栗ごはんを食べてお祝いします。古くから庶民の間では「栗の節句」といわれるほど、栗ご飯は重陽の節句には欠かせないメニューとなっています。この時期になると栗ご飯などが給食に出される保育園や学校もあるでしょう。
秋なすを使った料理も重陽の節句ではよく用いられているメニューです。焼きなすや煮びたしなど、日々の料理に取り入れ家族との食事の話題にするのも良いですね。

重陽の節句は別名「菊の節句」と呼ばれるように、菊の存在はマストになります。お刺身に飾られていることが多い食用菊ですが、栄養価も高く、サラダやおひたし、お吸い物の彩りなどにも最適です。手軽に楽しみたい方は、菊の花びらをモチーフにしたスイーツや菊に見立てた和菓子などを食べるのもおすすめです。食事から季節行事を取り入れることができますね。
我が家では夫婦二人とも栗ご飯が苦手なので今日の夕飯にはナスを使った料理を作ろうと思います🍆

 

朝晩と徐々に涼しくなってきて過ごしやすくなってきましたね😊まだまだ最高気温は30℃を超える日が続くので引続き熱中症対策をしつつ、温度差で体調を崩さないよう気を付けましょう💡