斜壁タイル下地に塩ビシートで改修‼ 

前回の東浦和現場工事の続きで【斜壁タイル下地に塩ビシートで改修】‼

タイル調査にて、浮きが激しく貼替枚数(ALC下地)が多くなってしまい予算に悩まされていたところに、塩ビシートでの改修を提案‼ 貼り替えよりも低予算でしかも工期短縮もできるので即決定しました。

最近は大きな地震も多くなりタイルの剥落のリスクも高くなっているので塩ビシートでの改修は良い提案だと思います。

 

いざ斜壁タイル下地、塩ビシート機械固定施工開始‼

ところで、『タイルの浮きって』⁇ 『タイルってメンテナンスが必要なの』???  答えは 必要です。

平成17年(2005年)6月14日に東京都内のオフィスビルの斜壁

『斜めになった壁』のタイルが剥落して通行人2名が負傷する重大事故が発生しました。

ちなみに、(経年劣化)の要因としては、外壁が湿度や温度の変化を受けた場合、膨張係数の異なるコンクリート、下地モルタル、貼り付けモルタルが伸縮を繰り返し、材料間に疲労が蓄積して各材料の境界面剥離が発生すると言われています。

平成20年(2008年)4月1日に施行令が改正され

竣工後10年以上経過した建物は『全面打診調査』をするようにと変わりました。

 

今回は下地タイルごと鋼板で躯体に固定して塩ビシートでカバーしてしまおうという工法です。

塩ビシートは伸縮に強い材料なので、地震などで建物が揺れてもそれに追従できる性能をもっているので、剥落の危険がなくなります

万が一塩ビシートが切れてしまっても部分補修で上からパッチ補修などで対応できるのでアフターも費用が低予算ですむので

塩ビしーとの良いところだと思います。

お客様の要望で斜壁部分だけシートの色をベージュにしました。色が変わっても性能は変わらず‼

塩ビ鋼板も特注品で角度もピッタリ‼

 

ジョイントシール(Uシール)で断面を化粧して保護

軒天との取り合いも特注鋼板を使用したので完璧‼

これで強風で端末から吹き込む心配もなく安心です

 

これにて、斜壁タイル下地塩ビシート機械式固定工法の施工完了‼

剥落の心配もないので今回の工事は、この施工で正解でした。

ですが、調査後の浮きの数量次第ではタイル貼り替え工事を選択した方が良いケースもあると思います。弊社はタイル貼り替えでも対応していますのでご安心ください。

次回は平場の塩ビシート機械式固定工法施工です。

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